29日のニューヨーク株式市場は、欧州連合(EU)首脳会議の結果が好感され、大企業で構成するダウ工業株平均は大幅に値上がりした. 終値は、前日より277.83ドル(2.20%)高い1万2880.09ドルと、5月上旬以来、約1カ月半ぶりの高値で取引を終えた. 今年2番目の上げ幅だった. 29日のEU首脳会議では、経営が悪くなった金融機関にユーロ圏の基金から直接、お金を注入できる仕組みの導入で合意.
ナイキ Free Run くすぶっていた欧州の政府債務(借金)危機への具体策が示されたことで、投資家の警戒感が和らぎ、取引開始直後から幅広い銘柄に買い注文が集まった. 当初、首脳会議に投資家は大きな期待をしていなかったため、その反動が大きかった. ハイテク株が主体のナスダック市場の総合指数も、前日より85.56ポイント(3.00%)高い2935.05と、大幅反発で取引を終えた.